仕事をやめてから、聖闘士星矢のDVDを見る毎日が続いていた...。
そして会社の説明会が決まり、それまでに何かしたいと思い、このエジプト旅行を決めた。
3/6 関空から出発
カタール航空を利用するのは今回で2回目。
しかも、フランスの旅の時にオイシイ思いをさせてもらったので、好印象!!
本当は前みたいにホテルを用意してもらい、カタール観光をしたかったが、今回はそんな時間はない。
関空からドーハまでは12時間。そこからまた3時間半のフライト。
体力的にかなりキツイ...。
機内で見た映画 ”Zathura”
子役(弟の方)の演技とカワイさに感動してしまい、ついタイトルをメモってしまった。
これは仲の悪い兄弟が、引いたカードの内容が実際に起こるという、すごろくゲームを見つけ
さまざまな困難を乗り越え、最後には仲が良くなるというストーリー。
まぁ、映画の話は置いといて、なんとかエジプトのルクソールへと到着。
四大文明のうちもっとも古いといわれるエジプト文明。
今回もどんなシゲキが待っているのか、ワクワクしながら空港を出た。そして次の瞬間、
「待ってました !!」
と言わんばかりに、出待ちしているタクシードライバー達に囲まれた。
いきなりかよっ !!!!!
そんな感じでエジプトの旅が幕をあけた。
気温は半袖でちょうどイイくらいで、心地よい温かさ。
キャミソールにショートパンツの欧米人。エジプト人は...
革ジャン !!!
そう、エジプト人は革ジャンを着てたり、セーターを着てたり。
そのギャップがおもしろかった。
エジプトの夏は40度を超える。
今から暑いとか言ってられない!
まず、目当てのホテル「イッサラームホテル」へ到着。
中へ入ると自称 「田中真紀子(ほんと似てる!)」のオーナーが座っていた。
そして、第一声が
「なんでやねん!!」(←ハイテンションで)
かなりウザイ...。
でも1泊 5ポンド(約100円)と激安なのでガマン、ガマン...。
部屋にはベッドが3つあるが、だれもいないので貸切。
ラッキー♪
次に共同バスルームをチェック!
トイレにはウォシュレットらしきものがついているが●●●がのっていて使う気にはなれない。

オーナーのしつこいツアー勧誘 と 連発する「なんでやねん!」をかわして、ルクソールの町へ...。
ルクソールはのんびりとした町。

ヘチマのタワシとか売っている。

しばらく、歩くと川に出た。ナイル川だ。
「エジプトはナイルのたまもの」という言葉をよく耳にするが、よくわからないので調べてみた。
「この言葉はギリシアの歴史家ヘロドトスの言葉。
ナイル川は上流の雨季に降った雨によって増水し氾濫をおこす。
これによって上流からよく肥えた土が運ばれ、下流では肥料なしで年に2〜3回の収穫ができる。」とのこと。
雲ひとつない空、川沿いをぶらぶら歩いてるだけで気持ちイイ。

川にとまっている大きな船(↑)の上では欧米人たちが日焼けを楽しんでいる。
彼らは日焼けの好きな人種だと、つくづく思う。
四大文明のエジプトまで来て日焼けなのか?世界遺産の遺跡よりも、日焼けなんだろうか?
「一生、焼いてろー!」と言ってやりたい。

このナイル川の対岸には有名な 「王家の谷」がある。
盗掘を防ぐため、対岸の奥深い谷につくった60を超えるお墓。
でもやっぱり、ほとんどが盗掘にあっている。
しかし、質素だったために盗掘をまぬがれた墓がある。
それが「ツタンカーメン」の墓である。
質素とは言うものの、エジプト考古学博物館の2F半分を占める財宝があるんだから、
盗掘された墓にはものすごい財宝があったにちがいない...。

ナイル川から眺める対岸。あの奥に王家の谷が...。
しばらく川沿いを歩き、マイクロバスでカルナック神殿に向かった。
バスの料金は0.25ポンド(5円)だが、最初10ポンド(200円)と吹っかけてきた。
まだエジプトに来たばかりで、相場がわからないオレは一瞬とまどった。
とりあえず、手持ちの一番小さな札0.5ポンドを出した。もちろんおつりは帰ってこない。
カルナック神殿に到着。
カワイイスフィンクスたちに迎えられて中に入る。

中に入るとデカサに圧倒された。

オレよりもでかい欧米人が小人に見えてくる。
真っ青な空にそびえ立つオベリスク(↓)は本当に美しかった。

帰りは小銭がなかったので、ちょっと遠いが歩いて帰ることにした。
川沿いを帰れば1本道だが、あえて地元道に挑戦してみた。
こういうフィーリングで気ままに旅できるとこが一人旅のイイとこなんだよねぇ〜。
地元の人たちの家が見えてきた。
見た目はボロボロだが、パラボナアンテナがあるのでテレビは見えるんだと思う。
ひょっとすると、スカパーかもしれない!

しばらくこんな風景が続く。
日本人がめずらしいのか、みんな立ち止まってこっちを見ている。
自転車に乗る子供がいたので、町まで乗せてもらおうと思い話しかける。
英語がわからないらしい。(オレもわかってないが...)
観光に関わっている人くらいしか英語が通じないみたいだ。
ジェスチャーでそれらしく頼んだけど無理だった。
帰り道で変なものを発見 !!

バス停だろうか? しかも1人用の?
ごていねいに屋根までついている。
オレの予想では多分、警官の見張りスポットだと思う。
ルクソールでは以前日本人を含む観光客58人が犠牲になるテロが発生。
その他の地域でも事件が起こっている。
観光に頼るしかないエジプトは観光客が減るのを防ぐため、警備を強化。
そのため、銃をもった警官を目にすることが多かった。
小1時間くらい歩いただろうか?
そのうち、ナイル川に出た。
結構、日が傾いてきてたので、ベンチでナイルの夕焼けを待つことに。
そして、絶景をむかえた。

大きい札をくずしたくて、マクドで晩メシを食うことにした。
エジプトではマクドは中級料理。
注文したのはマックアラビアータセット。21LE(420円)
特大のコーラにはおったまげた !! グアムで見たコーラよりデカイ!
ルクソールのマクドにはオリジナルのマクドグッズが売っていて、
なかでも特大のバスタオルはめっちゃカワイくて欲しかったが、旅初日で荷物がいっぱいなので断念...。
カイロのマクドでもあると思い、最終日に探すことにした。

エジプトではデリバリーやってます!
コーラで満腹になったとこで、ライトアップされたルクソール神殿へ向かう。
暗闇に浮かび上がる神殿にめっちゃ感激!

片方しか残ってないオベリスク。(↑)
相方はパリのコンコルド広場にあるらしい。



神殿へつづく道の両脇にスフィンクスが並んでいる。(↑)
昔はこのスフィンクス参道が昼間訪れたカルナック神殿まで続いていたらしい。
当時の王様の気分で、この参道からルクソール神殿を眺めていると、涙が出てきた。
そのまま閉園時間までずっと腰を下ろして眺めていた。
宿にもどり、シャワーを浴びて寝ることに。
しかし、シャワーが出ないことに気づく...。
仕方なく蛇口の下にしゃがみ込み、リスのように小さくなり体を洗うハメに。
初日からシゲキいっぱいの1日だったことに感謝して眠る。
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